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唸り声

朝方、家に帰ったら、郵便受けにとってもいない新聞が入っていた。山陰中央新報さんの粋な計らい。こういう気遣いは本当にうれしい。松江の会社なんだ。隣の島根から温かい気持ちを受け取った。

帰りにスーパーに寄ろうかと思ったけど、東日本大震災の時、スーパーで買い漁る人々の殺気に飲まれて、なんだか何が必要だかよくわからないけど売っているものは買っておいた方が良いのかな、と思ったあの怖い感じが蘇ってきたのでやめておいた。水と米があれば、全然生きていける。丁度連続勤務だったため、芋やらかぼちゃやら、大量に食材も蓄えてあったので、とりあえず大丈夫。我が家は水はまだでないけれど、それ以外は普通だ。

夜中は、余震が怖くてほとんど眠れなかった。グオーという地響きが鳴り、少しするとグラッと揺れる。丁度ピカッと光って雷がゴロッ落ちる、あんな感じ。うとうとしても地響きが鳴るとパッと目がさめる。その繰り返し。地響きなんて、生まれて初めて聞いた。地面の奥の奥の方から唸ってくるような恐ろしい音。そんな中でも、お産の方はやってきて、元気に生まれてくる赤ちゃん。朝になり明るくなって、バタバタながら外来も始まり、人が集まってきて、ああ普通の日っぽい、とものすごく嬉しかった。

瓦の屋根はどの家も崩れ落ちていて、写真で伝えみる知人の家の中の惨状には唖然とするが、それでも時間は動いていて、人々が動き出している。
それを感じたら嬉しくてホッとして、家に着いたら泥のように眠った。

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